最近は2021年所属ゼミでだいたい毎週1回のペースで日本語の査読付き論文

(※2名くらいの専門家がその論文を読んで,執筆者とやり取りして,良い論文に仕上げること。最初の出来が悪いと最初から採択可能性が無くて拒否されると悲しいことも。けっこうめんどくさい専門家(査読者という)にあたると本当にめんどくさいことになる。2014~15年くらいに英語でまあまあ有名な雑誌に出したときは1人の方から23個もコメント・批判がついてすごく大変だった記憶。でも丁寧に対処したおかげで無事採択。まあもちろんボランティアでやってもらってるんだから感謝しなきゃいけないだけれども・・・)

を読んでいるのです。(前置き長くなった・・)

だいたい感情心理学とか発達心理学の分野を読んでいるのですが,まあ,自分の専門分野と違うからいろいろ突っ込みたくなるところも出てくるわけですよ。

特に一番気になるのは文化的背景を全く無視した引用の仕方。

あまり詳しく書くと特定されてしまうから避けるけど(むしろ論文を特定されてもいいのかも)。

やはり自分が,比較文化心理学が専門のY大先生から教えをいただいていたので,論文を読むときには常に文化的な違いは意識するようにしてる。

だから,今週の課題の論文を読んでるときには,「問題と目的」(いわゆる序論)のところで,いろんな国の参加者を一緒くたにて議論していて,正直気持ち悪かったです(ほかによい言葉づかいが見つからず,スマソ

アメリカ人の小学生を対象とした研究では○○○がわかっていて,日本人の小学生を対象とした研究では●●●がわかっている。そして・・・ ってかんじで続いているのですが,そもそも教育システムも全く違うし,○○○と●●●を同じレベルで統合しちゃいけないだろっていうのが自分の最初の反応でした・・・。

これは次回のゼミが楽しみ。

いちおう自分はオブザーバー参加が原則だから,大学院生がみんな黙っちゃったときに発言するくらいにとどめてる。。。

でも次回は荒らすぞ~